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母。わが子へ
ドラマ

母。わが子へ

郷里で秀才ともてはやされたのは遠い昔。
門間崇史(仲村トオル)は、四十をこえ、住宅関連企業での出世もかなわない。
子育てに協力しない夫に愛想をつかした妻・燎子(紺野まひる)は、
息子とともに実家に帰ってしまった。

 

一方、崇史の母・千勢(八千草薫)は、東日本大震災で宮城の家を失い、
抗がん剤の副作用に苦しみながら、関東に住む崇史の家の近くで入院している。
末期がんを確信した彼女の気がかりは、音信不通の次男・拓海(玉山鉄二)のことだ。
拓海は現在、秋葉原でアイドルイベントを主催し、苦しい生活をしのいでいる。
出来の悪い弟の尻ぬぐいをしてきた崇史は、
母の愛情を一身に受けてきた拓海に複雑な感情を抱いていて・・・。

 

東北で生まれ育ち、性格も暮らしぶりも違う兄弟が、母の病気をきっかけに再会する。
余命わずかな母の願いで、家族はキャンピングカーを借り、松島を目指す。
松島は、父親を早くなくした彼らが、唯一家族旅行をした思い出の場所であった。

 

北上する道中、一向は雛(朝倉あき)という、お腹に子を宿した若い女性を拾う。
雛は幼い頃、母から虐待を受け、今も父親となるべき男に逃げられるなど、
幸せな家庭とはほど遠い女だった。
様々な人との出会いと広がる被災地の光景。
母と兄弟、そして雛・・・それぞれの想いを胸に旅を続けるが。

 

制作著作:MBS
制作協力:MMJ

 

第30回ATP賞「観光庁長官賞」受賞作品

放送局

毎日放送

放送日

2013/03/31

放送時間

日 21:00 ~ 22:48

プロデューサー

竹園元(MBS)、深迫康之(MBS)、布施等

井沢満

演出

竹園元(MBS)

出演者

仲村トオル、八千草薫、玉山鉄二、紺野まひる、朝倉あき ほか

MMJ STAFF 関連スタッフ

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