屋久島にある高校を舞台にしたヒューマンドラマ、パナソニックドラマスペシャル『いのちの島』
主人公の神野めぐみを演じるのは永作博美。
人間関係のトラブルで学校に通えなくなった人など
10代から50代までの幅広い年齢層が通う通信制高校「そよかぜ学園」に教師として赴任するめぐみと、
様々な事情を抱え他人との衝突を繰り返す5人の生徒たちが、
屋久島の圧倒的な大自然の中でお互いを信じることを学び次第に自分と向き合っていくさまを描いていく。
"生き方"という観点からも"教育"という観点からも大いに考えさせられるストーリーだ。
10月4日(日)から10日(土)まで屋久島でのロケが行われたが、
折しも台風が島を直撃し撮影スケジュールも大幅な変更を余儀なくされた。
しかし混乱は最小限に留まり、滅多にドラマのロケでは使われない縄文杉での収録も無事に終了した。
縄文杉までは徒歩で登るほかなく、全員が片道約5時間の道のりを歩いて移動して撮影に臨んだ。
<STORY>
神野めぐみ(永作博美)は「そよかぜ学園高校」の教員募集に応募し、採用試験のため屋久島にやってきた。
教師になる夢に破れ、塾の講師をしていたがその塾も倒産、恋人にも捨てられ、もう後のないめぐみだった。
「そよかぜ学園」は通信制の学校で様々な事情を抱える生徒たちが学んでいる。
年に一度屋久島で9日間のスクーリングがあり、めぐみもクラスの担任をしながら教師としての適性を試される。
めぐみが受け持つのは、いじめられてリストカットを繰り返している桜井まどか(山下リオ)、
名門校受験に失敗した新見トオル(池松壮亮)、今風の娘、倉持由香里(岡本 玲)、
植木職人の牛島泰一(林 剛史)、リストラにあった中卒の中年、徳田 勇(尾美としのり)の五人。
それぞれに複雑な思いを抱える生徒たちは心を通わせようとはしない。
しかし、キャンプをしながら不自由な体験をして自分たちを見つめ、
砂浜のゴミ拾い清掃などを経験しながら、生徒たちは次第に打ち解けてゆく。
「屋久島ウミガメの家」では保護監視員の長谷川 治(今井雅之)から
環境破壊によりウミガメが絶滅の危機にさらされていることを聞く。
ある夜、同室のまどかがいなくなったと由香里が心配そうに告げる。
めぐみと生徒たちが必死に探し、まどかを無事保護する。
そんな毎日で未熟な自分に不安になるめぐみを校長の小倉元子(岸本加世子)が支える。
一方、屋久島に来る直前に牛島が傷害事件を起こしていたことが判明。
その対応を巡り牛島はめぐみに反発する。生徒たちもめぐみに不信感を抱く。
そんな矢先、徳田が樹齢七千二百年という縄文杉を見たいと言い出した。
めぐみは勝手な行動は許されないと諭すが、徳田の情熱におされ、
クラスの授業として縄文杉まで全員で登ることになった。
長谷川の案内で出発するめぐみと生徒たち。
だが突然風雨が強くなり前進が困難に。
一夜を過すためのたき火を囲みながら、
めぐみと生徒たちはそれぞれの生き方を見つめ直すのだったが…。